FAX置きたい FAX置き台 |
始まりはごまママの「FAX買おうかな」と言う一言だった。 メールアドレスを持っている人が増えたとはいえ、学童などの役員を引き受けると「FAXで送ってください」 なんていうリクエストが多々あって、その度に「じゃあ明日職場から」と言うのもいやだった。 電話機を買い替えよ、くらいの軽い気持ちだったのだ、、、 ところが、その一言がごまパパの思う壺だった。「いいのがあるんだ」― キャノンの MultiPASS だった。 プリンタも購入してから年数がたって、品質的に不満のあったごまママはなんとなくOKを出してしまったのだ。 設置スペースのことをよく考えもしないで。 通常のFAX機能付き電話機なら小さいし、電話のジャックさえあればどこにでも設置できるのだが (我が家にはジャックが各部屋にある)、複合機なのでパソコンからケーブルの届く範囲になければ意味がない。 しかし、いかんせん、ただでさえ狭いリビングの一角を占めるパソコンのそのまた横にFAXを置かなければならない。 パソコンデスクの横にはフルタワーが置いてあるのでスペースを有効に使うにはこれをまたぐようなテーブルを買って、 その上にFAXを置くのが一番。 しかし、フルタワーをまたいで、必要最小限の幅に収まるテーブル、 欲をいえば隣接するパソコンデスクの天板と同じ高さがいい、というと都合の良いものがなかなか見つからない。 通販カタログやインターネット通販、家具屋のチラシ、、、 パーツを揃えてメタルラックを組むことも考えたが、サイズ的に満足がいかない。 ならば注文家具はと思って調べたが、そうすると「美しい部屋」のカントリー特集に出てくるような 側面にハート型のくりぬきがあったり、波形のかざりがついていたりと、どうも趣味に合わない。 「じゃ、作れば。いつまでも食卓の上に乗っててくれても困るんだよ」 このころには、マルチパスと電話機、そして設定用のノートパソコンが食卓の半分の面積を占め、 既に食卓で食事をすることは出来なくなっていた。 かなりの非難にしぶしぶ決意した(のじゃないかとごまちゃんママは思っているのだが)ごまパパであった。 いざ、設計。 MultiPASS と電話機を置くためには幅60センチ、奥行き50センチの天板があればいいので、 カタカナのコを左90度回転させた形状で良いのだが、ごまパパはそれでは強度と安定性に問題があるといい、 ごまママはフルタワーの横に30センチちかくもデッドスペースが出来るのはもったいないのでなんらかの 収納スペースが欲しい、というのでこんな形の台を作ることになった。 収納のポイントとしては、パソコン周りに散らかるCDと毎月購読しているユニマガが入ること。 材料となる板の厚みをチェックして、スペースを生かした無駄のない設計になった気になり、二人ともちょっとご機嫌。 購入店舗 実は、ごまパパに棚を作ってもらったのはこれがはじめてではない。 今の家に引っ越したばかりのころ、キッチンにキャスター付きで、窓枠とぴったり同じ高さの棚が欲しくて、作ってもらった。 ただしこの時は押し入れすのこを使って、足りない2段分の棚板を近所のDホームセンターで切ってもらった。 しかし、切ってくれたバイトっぽいお兄さんが鋸の歯の厚みを考えなかったので、 2等分に切ったはずの板は数ミリ長さが違ってしまった。 それが原因かどうか、正面から見ると長方形であるはずの棚はなぜか平行四辺形になり、1センチくらい傾いている。 そんなことがあったため、今回はバイトのお兄さんではなく、もっとちゃんとやってくれそうな、 DIYアドバイザーのいるHホームセンターで材料を買って、必要な分を切り出してもらうことにした。 (ただ、Hホームセンターはうちから遠いし駐車場は混むし、ちょっと気は進まないけれどしかたないね。) 材料選び 板を購入する前に、板のサイズを調べて、必要な量を計算する。 ところが、50×60をクリアする規格の板はホームセンターでは扱っていないことが判明。 リビングに置くのに、まさかコンパネで作るわけにはいかないし、、、 結局、最大45センチ幅までしかないため、設計を見直すことに。 で、肝心の材質だが、価格と強度の兼ね合いから、そして初心者でも細工しやすいということで、 赤松集成材かリビングボードとかいうおがくずを固めたような合板が候補にあがる。 ごまパパは安いからとリビングボード、ごまママはそれでは見栄えが悪いから赤松集成材、値段はリビングボードの2倍だが12月中なら月間サービス品だし。 まぁ、この日は下見ということで、何も買わずに帰宅する。 再設計 とにかく、はじめて作るのだから失敗するかもしれないのであまり材料費をかけたくないし、 次に何か作る予定があるわけでもないので端材は極力少なく、ということで、かなり時間をかけてパーツの配置を検討。 フルタワーをまたぐ幅はぎりぎりにして、棚の奥行きをたくさん取りたかったのだが、板幅の関係で断念、 奥行きはユニマガが収まるサイズに変更した。 中学校の家庭科で本立てを作ったことがあるだけのごまママは、もうこれで板を買ったら作業開始、と思っていたのだが、 ごまパパは一向に気配も見せず、Wordで図面を清書しだした。そんなことしなくても、とごまママは思ったのだったが、、、 年末/年始は町内の行事があって身動きが取れなかったため、 年が明けて3日、我が家の休日としては早起きしてホームセンターに向かった。 結局、板材は赤松集成材を購入することに決定。45センチ幅182センチを2枚購入した。2枚で約1万円。 このホームセンター、毎週木曜日は購入した板材を無料でカットするというサービスがあるのだが、 初出勤の前に完成させたい私たちには、そのために1日無駄にするわけにはいかない。有料でもいいからカットしてもらう。 事前に別のホームセンターで立体パネルソーによるカットで短くなる幅は3ミリとわかっていたが、もう一度確認するとやはり3ミリとのこと。 ここでごまパパが清書した図面を元に、年配の店員さんが板材をカットしてくれる。
清書しただけあって、指示はスムーズ。
ミリ単位で調整が効くので、やってはくれないだろうと思っていた1ミリの調節もしてもらえた。 1カット30円で12カット、360円なり。 本当は、角材にした部分の長さが4ミリ長いところがあったのだが、1カット分けちってしまった。 でも、これをけちったばかりに、、、 あとは、必要なネジや紙やすり、接着剤、ニス等を購入。約2000円。結局、買い物にはお昼までかかった。 家に帰って、購入した板材を並べてみる。やっぱり、素人が鋸で切るのとは違い、もう、組み立て家具のパーツのようになっている。 慣れぬ早起きと、午前中の買い物でちょっとお疲れのごまママはここでお昼寝、その間、ごまパパは一人黙々と組立作業を行う。 昼寝からさめると、もう、こーんな状態。 やはりプロにカットしてもらうと違うな。 一番技術がいる(のではないかと思う)カットをしなくて済むということは、ほんとに楽。 すのこで棚を作ったときより、うまくなったじゃん、とか冷やかすごまママの横でひたすら作業をするパパ。 わりとうまくいっているのをカットのおかげだと言うごまママに対して、ごまパパは自分の腕がいいのだと主張。 「工業高校をなめるな」なんて言っているが、あなたは、電気科でしょうが。 でも、基礎として木工も一応はするんだって、ふーんそうなんだ、と少し関心。 組み立てていくと、若干、木が反っていたりカットの誤差があったりでずれが出てくる。しかたないので、鋸できったりナイフで削ったりで調整。 電動ドリルもしばらく使ってなかったので、充電してもすぐに使えなくなってしまう。 (使わなくても、半年に1回くらいは充電しないといけないらしい) 「ホームセンターの工作室で道具を借りれば、こんなこと簡単なんだろうね」
翌日、サンドペーパーをかけ、ニスを塗り、床に接する部分に傷よけの布を張って完成!!! なかなかの出来栄えに、ごまママ大満足、ごまパパ御満悦。 図面を描くのに手間がかかったが、かけた分だけあとの作業がうまくいった。 「じゃ、次はキッチンの棚を作り直してもらって、、、」
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