〜こうしたら sparc版Solaris7以降でも新しい netatalk が使える〜
要は 32bitカーネルで運用すれば良いのだけれど、それじゃ何のために Solaris7 にしたんだか、、、
大前提:
gcc と WorkShop 5.0 がインストールされていること
Special Thanks:
http://hp.vector.co.jp/authors/VA006099/
- ソース(netatalk-1_5pre6_tar)をダウンロード http://sourceforge.net/projects/netatalk
- 必要なツールのインストール
- 以下をインストール。とりあえずバイナリを sunsite から頂いてくる。
autoconfig, automake, bison, flex, m4
- もしかしたら make もあった方がよいかも
- tcpwrapper。CAP と違ってゾーンさえ見えれば接続できるようなので、アクセスコントロールのために
- configure
- 肝は tcpwapper を使用するということと、デフォルトだと /opt にインストール
されてしまうので、それがいやな人はインストールディレクトリを指定するということ。
- ちょっと姑息に sys/solaris/Makefileを書き換え
- ここまでの手順で makefile の CC は gcc になっているので、ドライバだけを 64bit モジュールにするために sys/solaris/Makefileを書き換える。といってもコメントにある通り、gcc ではなく WorkShop5 の CC が通るようにコメントを付け代えるだけ。
- コンパイル&インストール
- tcpd.h を /usr/local/include に、libwrap.a を /usr/local/lib にインストールし、環境変数 LD_LIBRARY_PATH に /usr/local/lib を設定する。
- あとは普通に
% make
# make install
# cd sys/solaris; make kinstall
- 参考ページの手順だと一般ユーザでコマンド類をインストールしておいてから、スーパユーザでドライバをインストールするとなっているが、ドライバ以外にも /etc 等に書き込みに行くため、それ以降インストールが失敗する。
ここは参考ページをあてにしてそのままスーパユーザでインストールする。
- 設定&起動
- /etc/netconfigに以下の行を追加
ddp tpi_clts - appletalk ddp /dev/ddp -
- atalkd.confに netstat -i で表示されるインタフェース名を書き込む。
- /etc/rc2.d/S79atalk 内のデーモンのパスを書き込む。
- いざ、起動
/etc/rc2.d/S79atalk start
とっても時間がかかってどうなることかと思うが、このときにatalkd.confの書き換えもやっているようだ。
- Macから繋げてみると、おぉ、見えますね。
- あとは細かい設定をして終わり。tcpwrapper も忘れずに。ところが、、、
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