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【PR】UNIXサーバ管理を任されたら・・・これを読もう!

・・・すごく気になる・・・


■■ acroread ■■

    unix/linux 上で PDFファイルを扱うには acroread を使う。 acroread でなくても ImageMagic とかいろいろあるけれど、 使い方が簡単なのは acroread。ImageMagic のマニュアルのボリュームには閉口するし。

    ダウンロードは
    http://www.adobe.com/products/acrobat/readstep2.html から。

    acroread の使用方法としては、(私が必要とする範囲では)以下の3種類ある。

    使用例1
    	PDF ファイルを見る
    	acroread PDFファイル名
    
    使用例2
    	PDF ファイルを印刷する
    	cat PDFファイル名 | acroread -toPostScript | lp 
    
    使用例3
    	PDF ファイルを PS ファイルに変換する
    	(指定したディレクトリに PSファイルが作成される)
    	acroread -toPostScript PFDファイル名 ディレクトリ名
    

    acroread のワナ

      年に一度、CD-ROM に焼かれた約5000個の PDF ファイルを印刷するという仕事がある。 (何やってるんだ > 自分)

      これまでは windows のエクスプローラで10個位ずつのファイルを選択しておいて 右ボタンで印刷、とかしていたのだが、Acrobat Reader を 5.0 にあげたら メモリ不足で windows の動作が不調になることが多いため、 今回は Sun 上に acroread をインストールし、それを使って印刷することにした。

      使用例2を使うようなスクリプトを書いて、それで印刷。

      一日500ファイルずつくらい快調に印刷していたのだが、印刷開始から9日め、 "No space left on device" がコンソールに。 このマシン、一応研究室のサーバにはなっているが、実質使用者は私一人。 ディスクもそこそこ付いているし、一人で使っているマシンで ENOSPC なんて めったに出るものではない。
      df でディスク使用状況を調べると、なんと /tmp が一杯。 /tmp には acroread が作った一時ファイルの山。 /tmp に作った中間ファイルを消し忘れているらしい。しょぼいなぁ。 ということで、/tmp にたまった中間ファイルを削除。

      念のため truss を使って調べてみると、使用例2では中間ファイルを2つ使う のだが、そのうち一つを消し忘れている。 使用例3では中間ファイルは1つ、それは終了時に消していた。


      2003.01.16追記
      solaris-506.tar.gz があったのでインストールしてみたが、この問題は解決されていなかった。
      こういう使い方をする人は、定期的に中間ファイルを消してください。
      中間ファイルのパーミッションが666なのは気になるところだけど。


2002.03.01